防災の観点から
知多半島で想定される自然災害は、南海トラフ地震を初めとする地震災害と、それに伴う津波・液状化などの災害、伊勢湾台風のような巨大台風や東海豪雨などの気象災害です。一般的に災害の規模は、土地のつくり・大地の成り立ち(地形・地質)によって大きく左右されます。丘陵や段丘は、地盤をつくる地層が固結していて揺れにくく、また標高が高いため津波や高潮、洪水の被害も受けにくいと考えられます。低地や平野は、地盤をつくる地層が軟らかく標高も低いため、災害に対して脆弱であるといえます。丘陵や段丘においても、谷や池を埋めたりした人工改変地や崖の近くなどではリスクが大きくなっています。まずは、自分が生活する地域の地形や地質がどのようなものかを知ることが大切です。その上で、自治体や愛知県の防災情報を活用して、普段から備えをしておくことが安全につながります。 |