知多半島の地形と地質

 知多半島の地形は大きく4つに分けられ、地形の違いはそれぞれの土地の中身(地質)の違いが反映されているものです。海岸沿いや河川の流域にある低地や平野は、約6000年前の海面上昇期(縄文海進期)から堆積した、未固結の沖積層でできています。低地・平野と丘陵の間に位置する段丘は、100万年ほど前からの土地の隆起と氷期・間氷期の海面変動によって形成されたもので、やや固結した地層(更新統)でできています。知多半島の大部分を占める丘陵の主要部は、約650万〜300万年前に東海湖に堆積した東海層群でできています。知多半島南部の山地(やや険しく高い丘陵)は、約1700万年前の海に堆積した師崎層群でできています。


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