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| 愛知県南知多町，美浜町周辺に分布する中新統。師崎層群は，下位より，日間賀累層，豊浜累層，山海累層，内海累層から構成される（近藤・木村，1987）。日間賀累層は，層厚200ｍ以上で，主に灰白〜灰色を示す砂岩とシルト岩の互層および砂岩からなり，数枚の凝灰岩層，凝灰質砂岩層を挟む。豊浜累層は，層厚約700ｍで，下部と上部に分けられる。下部は，灰色を示す砂岩と暗灰色を示すシルト岩からなり，数枚の凝灰岩層，凝灰質砂岩層を挟む。上部の岩相も同様である。山海累層は，層厚約270ｍで，下部と上部に分けられる。下部は，灰白色を示す凝灰質砂岩と暗灰〜暗灰緑色を示すシルト岩およびそれらの互層からなり，数枚の凝灰岩層，凝灰質砂岩層を挟む。上部は，灰白〜灰色を示す砂岩と泥岩の互層からなり，数枚の凝灰岩層，凝灰質砂岩層を挟む。内海累層は，層厚70ｍ以上で，灰白〜灰色を示す砂岩と泥岩の互層からなり，数枚の凝灰岩層，凝灰質砂岩層を挟む。全層準から，海棲動物化石を豊富に産出する。 |
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古布撓曲（美浜町古布） 師崎層群層序表（近藤・木村，1987より編集） |
