新美南吉の「権狐(ごんぎつね)」では、ごんが兵十のお母さんの葬列を見送るシーンで、「お正午がすぎると、権狐は、お墓へ行って六地蔵さんのかげにかくれていました。いい日和で、お城の屋根瓦が光っていました。お墓には、彼岸花が、赤い錦のように咲いていました。(原作版)」と書かれています。六地蔵があった墓地は、現在は岩滑コミュニティーセンターになっています。ごんには、ここから西方にある中山城の屋根瓦が見えていたのでしょうか。(2018.3.10 Wen Lee) comment