刈谷市北部地域の地下の様子


沖積面以下に見られる地層(深さは約5m)

  刈谷市北部地域の境川沿いの平野は、丘陵地と同じ地層でできています。最下部には東海層群の青灰色シルト層が見られ、その上には三好層の赤褐色〜灰白色の砂礫層やシルト層が重なります。三好層の上には、碧海層(または挙母層)の褐色〜灰白色の砂礫層やシルト層が重なり、最上部に境川が作った沖積層の褐色〜灰色の砂礫層やシルト層があります。三好層〜沖積層には円磨された礫や斜交層理が見られるので、河川など流れのある環境で堆積したものと考えられます。


刈谷市北部地域の地質概念図(深さはnon-scale)

 ※丘陵などの凸地をつくっている地層は、崖などの露頭で見ることができます。低地や平野をつくっている地層は沖積面より下の地下にあるので、通常は見ることができませんが、工事で土地を掘り下げた時に現れることがあります。


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